令和5~7年度「オホーツク遺跡街道構想」事業
一社)オホーツク・テロワールが構成員となり活動している「オホーツク遺跡街道推進ネットワーク」では、観光庁・北海道運輸局の採択事業「将来にわたって旅行者を惹きつける地域・日本の新たなレガシー形成事業 ― オホーツク文化を核とした『オホーツク遺跡街道構想』事業」を令和5~7年度にかけて推進しています。
本構想は、千年以 上前にオホーツク海沿岸で栄えたオホーツク人とその文化に光を当て、歴史的遺産を未来へ継承していくことを目的としています。
オホーツク遺跡街道構想とは
オホーツク遺跡街道構想がめざすものは、単に観光資源を線でつなぐ観光ルート形成ではなく、オホーツク文化をはじめとしたこの地域の歴史・文化を点から線、そして面へとつなぎ、地域全体で地域の歴史・文化を体感できる面的な観光エリアを形成しようとするものです。
オホーツク文化とは
オホーツク文化は、千年以上前に北海道、樺太、千島のオホーツク海沿岸で栄えた海洋狩猟民族(オホーツク文化人)が築いた文化です。流氷がもたらす豊富な海の恵みを活かした独自の狩猟文化と芸術性の高い生活様式を特徴としていますが、一般的な認知度は低く、観光資源として十分に活用されていないのが現状です。
オホーツク文化人は海獣狩猟を主な生業とし、ラッコの毛皮やワシの羽根を利用した交易を行っていました。また、土器の文様や動物意匠に優れた芸術性を示し、クマやシャチを神聖視する世界観は、アイヌ文化にも通じます。
令和5・6年度事業の概要
令和5年度は主に資源調査を実施しました。各種施設等の現状調査、先進事例調査等を行い、望ましい推進方向を取りまとめました。
令和6年度は、前年度調査結果を受け、セミナー、ワークショップ、現地視察等を行い、新たな観光コンテンツ開発やモデルコースの検討を行いました。
令和7年度事業の概要
ガイド人材育成
・オホーツク文化の魅力を効果的に伝えられるガイド人材を育成することを目的に、ガイド研修プログラムを作成し、実践的な研修を実施しました。
・ガイド養成講座は令和7年9月30日(火)、10月1日(水)、10月2日(木)の3日間連続で開催しました。合計15名の受講生が参加し、各分野の講師が日替わりで座学と実地研修を担当し、各回とも活発な意見交換が行われました。
9月30日(網走会場)


10月1日(北見会場)


10月2日(紋別会場)


推進ネットワーク会議の運営及び構成員の拡大
・「オホーツク遺跡街道推進ネットワーク会議」を3回開催し、「オホーツク遺跡街道構想」の充実と体制強化を図ります。
・第1回会議は令和7年8月26日(火)に紋別で実施し、今年度の事業趣旨説明と意見交換を行いました。
・第2回会議は11月下旬(北見)、第3回会議は2月中旬(網走)開催予定です。


モデルコースの検証と磨き上げ
・今後の商品化に向けて、昨年度に取りまとめた「モデルコース『オホーツク歴史紀行(夏編) -流氷の海と古代文化』」を、さらに魅力的なコースへと磨き上げるため、3泊4日のモニターツアーを実施し、成果を検証します。
・モニターツアーは令和7年10月21日(火)~10月24日(金)を予定しており、以下のような行程およびコースで、オホーツク文化の3大拠点(目梨泊、常呂、モヨロ)をすべて周ります。
